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「孤育てからみんなで子育て」講座


「~孤育てからみんなで子育てへ~頼ること&頼られること 苦手ですか?」

 

講師に産婦人科医であり神奈川県立保健福祉大学ヘルスイノベーションスクール設置準備担当教授・吉田穂波先生をお呼びして開催しました。

 

最初に参加者自らの「頼りたいと思うのはどんなときか?」ということをシェアしあい、講座はスタートしました。

子どもや自分が病気のとき、これから保育園で両立する際に、30分でもいいから家事のときに、美容院や歯医者、映画など子どもと少しでも離れる時間がほしい、など様々なお話がシェアされました。

 

その後、吉田先生から自らの体験に基づきながら、頼られることは嬉しいことであり自己肯定感を高め、自己効力感をあげることに繋がっている。日本人(アジア人)は頼るのが苦手であるというデータもあること。

頼られることはひとと繋がることである。

コミュニケーションにも役立ち、健康にもよいデータもある。などのお話をしていただきました。

 

その後、二人一組になり、頼る練習、といっても難しい話ではなくて、「ちょっといいですか?子どもの服、どこで買っていますか?」といった簡単な質問から、会話をし、相手に尋ねる、ゆだねる練習のワークをしました。

 

大したことじゃなくても、聞いてもらえることの嬉しさ、頼ってもらえることの喜びを感じる時間となりました。

 

最後に、「こんな形で人の力を借りています!」というシェアの時間では、子どもがSOSを出せるように周囲とコミュニケーションを日頃からとっていますという方や子どもに怒りそうなとき、あらかじめ1分と約束しておき、1分間状況は話さず自分の気持ちだけを話して電話を切る、という方、助け合うのは病気のときでなくてもご飯を食べたり日頃からの助け合いが良い、子どもを預かることでその子が好きになる、という方などがいました。

 

皆さんで様々な助け合いの極意(!)をたくさん分かち合って、今日からほんの少しでも子育てが楽になるといいなと思います。

和つなぎプロジェクトでは、様々な支援を実施しています。すべてのニーズに応えることは難しいですが、まずは話してみてください。相談してみてくださいね。